2007年、虹ヶ丘学院。 ここに一人の少年が現れる――――
少年の名は大神太陽。
サッカー大好きな中学2年。
ここに来る以前は、名門と謳われる夢園学園に居た太陽。
レギュラー争いが過酷な夢園。
そこでは体格もレギュラー昇格への条件だった。
日に日にエスカレートする上級生の後輩イビリ。
周りはただ黙って耐えるしかなかった。
けど、太陽は違った。
我慢できずに顧問に講義を繰り返した。
しかし、これが監督の反感を買うことになり太陽はサッカー部を追放された。
サッカーができないのなら意味がない!
僕はサッカーがしたい!
その思いを胸に太陽は夢園を飛び出した。
そして、たどり着いた虹ヶ丘学院。
ここには昨年夢園を苦しめた椎葉風が、黒須一がいる。
グラウンドで誰よりも輝いていたあの2人に会える。
そんな期待を膨らませグラウンドへと足を運ぶ。
しかし、 どこにもサッカー部の姿など見つからない。
グラウンドに野球部や、ソフト部、陸上部といろいろな部活が練習をしているというのに・・・
一体何故!?
このお話は大切なものを失った部員達と彼らに大切なものを思い出させた一人の少年がサッカーを通して成長していく思春期の少年達を描いたものである。
この空の下で...